軍艦島コンシュルジュ・スタンダードで上陸!初めてでも安心のガイド付ツアー

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長崎観光の定番スポットの1つ、軍艦島(端島)。
2024年4月、初めて上陸ツアーに参加しました。

軍艦島に上陸するには、必ずツアーに参加しなくてはなりません。

長崎市中心部付近から軍艦島に上陸することができるツアー会社は4社のみ。

ぱたちゃん

軍艦島に上陸したいけど
どのツアー会社にしよう?

料金や特徴を比較した結果、今回は軍艦島コンシュルジュのツアーに参加しました。

クルーザー型の船と知識豊富で気さくなガイドの方のおかげで、充実した時間を過ごせましたよ~!

本記事にはネットで調べても出てこないような情報をなるべく盛り込みました。
軍艦島観光にぜひお役立てください。

目次

軍艦島上陸ツアー会社比較

4社の軍艦島上陸ツアー会社はそれぞれ異なる特徴があり、どこも口コミが高いです。
私なりに比較して最終的に「軍艦島コンシュルジュ」に決めました。

スクロールできます
軍艦島
コンシュルジュ
やまさ海運高島海上交通シーマン商会
軍艦島デジタル
ミュージアム見学
見学付きなしなしなし
高島上陸なしなしあり
約30分間
軍艦島に上陸
できない場合のみ
所要時間約2時間45分
※ミュージアム
見学時間を含まず
約2時間30分約3時間~
3時間20分
約2時間30分
大人料金
※軍艦島入場料除く
スタンダード5000円~
※繁忙期5500円~
※別途プレミアムあり
4500円3600円
※ネット予約時
3600円
※公式HPの割引チケット利用時
中高生料金
※軍艦島入島料除く
4000円4500円
※家族同伴時10%オフ
3600円2800円
上陸できず周遊のみ
となった場合
ツアー料金の
差額返金あり
ツアー料金の
差額返金あり
ツアー料金の
差額返金なし
ツアー料金の
差額返金あり
※高島寄港に変更
午前便
出港~帰港
※受付や集合時間とは異なる
10:30頃~13:15頃9:00頃~
11:30頃
9:10頃~
12:10頃
10:30頃~
13:00頃
午後便
出港~帰港
※受付や集合時間とは異なる
13:40頃~16:20頃13:00頃~15:30頃14:00頃~17:20頃13:40頃~
16:10頃
特徴軍艦島デジタルミュージアム入場付き
プレミアムなど上位ランクあり
船が大きくてデザインがスタイリッシュ
料金が高
船が大きい
20年の実績あり
修学旅行の受け入れ実績ナンバーワン
料金が高
高島上陸あり
前日までキャンセル料なし※公式HPから予約の場合
軍艦島に上陸できなかった場合の差額返金なし
軍艦島に上陸不可時は高島に寄港
中高生料金が安い
前日12時までキャンセル料なし
船が小さめで週末は満席になりやすい
各ツアー会社の比較
  • 上記の表の比較は、私が2024年6月に調査した情報を基にしています。
    価格やサービス内容は変更される可能性があるので、最新の情報は各ツアー会社の公式サイトをご確認ください。
    比較基準は料金、サービス内容などを基にしていますが、旅行の目的や個別のニーズにより最適な旅行会社は異なる場合があります。
  • いずれも事前予約が必要です。

軍艦島上陸後の滞在時間は、どのツアー会社も約45~50分間とほぼ同じ。
料金や軍艦島に上陸できない場合の対応などで違いがあります。

上記の表の1番上の行のツアー会社名をクリックすると公式サイトに飛ぶように設定しているので、詳しく知りたい方はご覧ください。

軍艦島コンシュルジュを選んだ理由

軍艦島コンシュルジュを選んだ理由
  • 軍艦島デジタルミュージアム入場付き(通常の入場料:大人1800円)
  • 船が大きく、クルーザー型でスタイリッシュなデザイン

軍艦島コンシュルジュの料金はツアー会社の中で1番高いです。

ただ、通常は大人だと1800円する「軍艦島デジタルミュージアム」への入場が、軍艦島コンシュルジュの上陸ツアーのみ特典で付いています。

ぱたちゃん

初めて観光する方には
軍艦島の理解が深まるので
特におすすめです!

\軍艦島上陸ツアー予約におすすめ/

初めてでも安心のポイント

初めての軍艦島上陸ツアーですが、軍艦島コンシュルジュで快適に過ごすことができました。

  • 軍艦島デジタルミュージアム入場付
    軍艦島デジタルミュージアムはツアー当日に限り再入館できます(最終受付16:30・閉館17:00)。
  • 公式サイトが分かりやすい
    • 不明点なく当日を迎えました。
  • ガイドの方の解説や資料が分かりやすい
    • ガイドの方の解説に加えて、資料などを流すモニターが船内に多数あります。
  • スタッフが多い
    • 同行するスタッフの方が複数います。
      常に目に入る位置にいてくれるので安心感がありました。

スタンダードにした理由

軍艦島コンシュルジュの上陸ツアーには、席の位置やサービスの異なる3種類のプランが設けられています。

  • スタンダード
  • プレミアム
  • スーパープレミアム
  • 同じ船に乗り込みます。

私は1番安価なスタンダードにしました。

スタンダードプレミアムスーパープレミアム
ミュージアム入館
軍艦島上陸
座席自由席2階船内中央指定席2F船内窓際指定席
大人5,000~8,000~10,000~
中高生4,000~7,000~9,000~
小学生2,500~5,000~7,000~
※別途軍艦島入場料が必要です
<公式>軍艦島コンシェルジュ (gunkanjima-concierge.com)

プレミアム・スーパープレミアムの特典

スタンダードの料金に加えて、大人だとプレミアムは+3000円・スーパープレミアムは+5000円の追加料金が必要です。

プレミアム・スーパープレミアム限定の特典を挙げながら、それでも私がスタンダードにした理由をお伝えします。

  • 軍艦島デジタルミュージアムから乗船場所までスタッフに案内してもらえる
    • スタンダードは自力で乗船場所まで向かわなくてはなりません。
      ただ、徒歩5分ほどの距離で道順は簡単です。
  • 船に乗り込む時に、船長と一緒に記念撮影ができる
    • スタンダードは船に乗り込む時に立ち止まる時間がほぼありませんが、船の写真は撮ることができました。
  • 2階フロア貸切&指定席
    ※スーパープレミアムが2階客室窓側席、プレミアムが2階客室中央席
    • スタンダードは自由席です。
      スタンダード後方のデッキ席に座ることで十分に景色を楽しむことができました。
  • フリードリンク(冷・温)、夏季には冷凍飲料パウチサービス付き
    • スタンダードは飲み物を持参しなくてはなりません。
      ただ、軍艦島にはトイレが無いのでむしろ水分を摂り過ぎないように注意しました。
      ※船内にはトイレあり
  • 軍艦島周遊時に「前方オープンデッキ」へ案内してもらえる
    • スタンダード後方のデッキ席だと、移動することなくそのまま軍艦島を見ることができます。
  • プレミアムシート専属スタッフ付き
    • スタンダードでもスタッフの方がおり、案内や誘導に困ることはありませんでした。
  • 各種サービス付き
    ※おしぼりサービス・スナックサービス付
    • 全てのランクにレインコート(雨の日無料配布)、キャンディーサービス、ブランケット貸し出しサービスが付いています。
  • 軍艦島上陸時は一番最初に優先下船
    • スタンダードでもガイドの方の解説をしっかり聞けて、滞在時間に満足できました。
  • オリジナルノベルティをプレゼント
    • 自分で気に入ったグッズを選んで買おうと思いました。

スタンダードの注意点

往路と復路の両方で、後方のデッキ席を利用しました。
次に利用することがあればまたスタンダードを選択し、運良く空席があれば後方のデッキ席に座ります。

ただ、スタンダードには注意点が主に3点あります。

  • スタンダードは自由席
    • 往路は同行者と席が離れてしまいました。
      ※プレミアム、スーパープレミアムは指定席なので安心。
  • デッキ席は気候に注意
    • 暑い時期や寒い時期、そして雨天時にデッキ席に座る場合は対策が必要です。
  • デッキ席はガイドの方の声が聞こえにくい
    • ガイドの方の音声がスピーカーから流れてくるのですが、波の音や船の音で一部聞こえませんでした。

当日の流れ

公式サイトの「ツアー時刻表」で記載の通り、ほぼ定刻で行程を終えました。

長崎駅を出発
このあとの移動の詳細

長崎駅前南口停留所から路線バスに乗車 → グラバー園停留所で下車
(長崎バス・恵里行・約10分間乗車)
グラバー園停留所で下車後 → 徒歩3分 → 軍艦島デジタルミュージアムへ

  • 長崎駅前東口停留所発の路線バスあり
  • 他、複数のアクセス方法あり
軍艦島デジタルミュージアムに到着
軍艦島デジタルミュージアムの入口
軍艦島デジタルミュージアムの入口
軍艦島上陸ツアーの受付

軍艦島デジタルミュージアム1階にて

※スタンダードは早めの受付がおすすめ
 (受付順に席が確保できるため)

受付時間
  • 午前便 9:00~10:05
  • 午後便 10:30~13:10
軍艦島デジタルミュージアム見学
  • ツアー当日に限り再入館可(最終受付16:30・閉館17:00)
軍艦島デジタルミュージアムにある軍艦島のアパート暮らしの再現セット
常盤桟橋に移動

軍艦島デジタルミュージアムから徒歩約5分

常盤桟橋
フェリー乗船
軍艦島コンシュルジュの船「ジュピター」
出港
軍艦島の周りを周遊
軍艦島の周遊時
軍艦島に上陸・見学
軍艦島上陸後の見学時
常盤桟橋に帰港、ツアー終了

ツアーガイド

軍艦島コンシュルジュのガイドは3名在籍中(2024年6月時点)。

公式サイト・ガイド紹介ページで見ることができます。

私が参加した日のガイドは浜口 剛さん。
大学院でトーマス・ブレイク・グラバーの研究を行っていたそう。

学問的な観点から、軍艦島のことや日本近代化に果たした長崎の役割について、モニターの資料とともに落ち着いた聞きやすい声で解説して下さいました。

鉱員の給料は高く、便利で快適な生活環境を住民に提供していたという軍艦島ですが、炭鉱は非常に過酷な労働環境だったそう。

浜口 剛さんの解説にグッと引き込まれ、朽ちていく現在の軍艦島の姿も相まって、軍艦島上陸中に思わず涙が出ました。

軍艦島デジタルミュージアム見学

続いて当日の流れに沿ってご紹介。

軍艦島コンシュルジュの上陸ツアーの受付は、軍艦島デジタルミュージアム1階で行います。

ネット予約時に届いたメールからQRコードを機械にかざし、番号の記載がある紙を受け取って終了です。

軍艦島上陸ツアー受付時間
  • 午前便 9:00~10:05
  • 午後便 10:30~13:10

受付後は軍艦島デジタルミュージアムを約50分間見学。

週末で混雑していたのと、想像以上にコンテンツが充実していたので「もう1時間欲しい~!」と感じました。

ツアーに参加せず、軍艦島デジタルミュージアムのみ訪れる方は下記の料金が必要です。

ご利用案内

営業時間 9:00 ~ 17:00(最終入館16:30)

休館日 不定休

入場料 一般1,800円(団体 1,500円)
中学生・高校生1,300円(団体 1,000円)
小学生800円(団体 600円)
幼児500円(団体 300円)
3歳未満無料

  • 15名以上の団体には、団体料金が適用されます。
  • 受付にて障害者手帳をご呈示いただきますと、ご本人様と同伴者1名様まで、50%OFFにてご入館いただけます。

【長崎県民特別割引】長崎県在住の方は特別割引として入館料が50%OFFとなります。※長崎県在住を証明できるもの(免許証、保険証、住民票等)が必要です。

利用案内|軍艦島デジタルミュージアム (gunkanjima-museum.jp)

おすすめポイント

軍艦島デジタルミュージアムには、可能な限り軍艦島に上陸したような体験ができるコンテンツが満載です。

ぱたちゃん

立ち入り禁止区域まで
じっくり見れる!

軍艦島デジタルミュージアムのおすすめポイントを抜粋しました。

  • 最新のデジタル技術が導入されている
  • 上陸ツアーでは見ることのできない立入禁止区域などを、5面の立体シアター・約30mの巨大スクリーン・VR・プロジェクションマッピングで体感できる
  • 4000枚以上の写真や動画資料を元に軍艦島の歴史や人々が紹介されている

VRめちゃくちゃ盛り上がっていたのですが、混雑していたので断念(泣)

5面の立体シアター

4階にある「5面の立体シアター」は2024年3月に完成したばかり。

軍艦島デジタルミュージアムの立体シアター
立体シアター

足元まで映像に包まれて没入感がすごいコンテンツ。
色んな角度から軍艦島を見ることができました。

実写映画「進撃の巨人」の一部は軍艦島で撮影されたそう。
そのアテンドを行った縁で提供してもらったという「進撃の巨人」の迫力ある映像も楽しめるので必見です。

軍艦島デジタルミュージアムの公式サイトでは、豊富な写真で各コンテンツの魅力が詳しく紹介されていますよ~!

往路の注意点やポイント

軍艦島デジタルミュージアムの見学を終え、常盤桟橋に移動し乗船を待ちます。

スタンダードは、受付時に受け取った紙に書かれた番号順に並ぶよう指示されました。

ぱたちゃん

この番号は当日の受付順
なっているようです!

先頭の方から乗船し、自由席なので眺めが良さそうな席からどんどん埋まっていきます。

軍艦島コンシュルジュの船に乗り込む時
船に乗り込む時

そして、私達が乗り込む時には空いている席が即座に見つけられずモタモタしてしまい、次から次へと席が埋まっていく状態に…!

スタッフの方がスタンダード後方のデッキ席で空席を見つけ、同行者とバラバラになる形ではありますが、案内してくれました。

ぱたちゃん

モタモタしたせいで同行者と
席が離れてしまった…!

スタンダードで良い位置に座りたい場合、当日の受付はお早めに!

スタンダード・後方のデッキ席

スタンダード後方のデッキ席は、気候が良ければ景色最高です。

更に、往路では進行方向向かって右側に座るのがおすすめ。

ぱたちゃん

往路での見どころスポットは
進行方向向かって右側に多いです!

往路の見どころ

見どころは随時ガイドの方が教えてくれます。

長崎市内の見どころ

前日にグラバー園や大浦天主堂などの観光を終えていたので、船から見つけてはテンションが上がりました。

軍艦島コンシュルジュの軍艦島上陸ツアー参加中に船から見たグラバー園や大浦天主堂など
グラバー園や大浦天主堂など

三菱重工業長崎造船所

三菱重工業長崎造船所の複数のドックの前を通ります。

軍艦島上陸クルーズ中に見た三菱重工業長崎造船所
三菱重工業長崎造船所

ジャイアント・カンチレバークレーン

ジャイアント・カンチレバークレーンは日本で初めて建設された電動クレーンで、世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」の構成資産の1つ。

軍艦島上陸クルーズ中に見たジャイアント・カンチレバークレーン
ジャイアント・カンチレバークレーン

1909年(明治42年)に建設された後に解体と今の場所への再設置を経て、現在も稼働中なので驚きです。

女神大橋

桁下65mあり、大型船舶も通ることができる女神大橋

その他にも見どころが多数あり、軍艦島周辺に到着するまでの約40分間あっという間でした。

軍艦島周遊

11:08頃に軍艦島が見え始め、周遊スタート。
左右どちら側の席でも軍艦島がよく見えるよう、船の向きを変えて再度軍艦島を周遊する配慮がありました。

軍艦島の周遊時
軍艦島

軍艦島に上陸といっても建物の倒壊の危険があるため、実際に立ち入りできる範囲はかなり限られています。

立ち入り禁止区域は船での周遊中にしっかり見学しましょう。
結構近くまで迫ってくれました。

今回私はスタンダードの後方にあるデッキ席に座りましたが、別途スタンダードが座れる席は2ヵ所あります。

  • 1階の船内席
  • ボトムフロアの船内席

軍艦島周遊の際、1階の船内席の方は後方のデッキ席付近(今回私が座った場所)まで移動し屈んで写真撮影可、ボトムフロアの船内席の方は後方にあるオープンデッキに移動可です。

  • プレミアム・スーパープレミアムの方は軍艦島周遊中、前方オープンデッキへ移動可。
  • 天候によりオープンデッキは利用できない場合あり。

私を含む既にデッキ席に座っている方は、移動せず席に座ったまま写真撮影できるので楽でした。

軍艦島コンシュルジュの軍艦島上陸ツアーで軍艦島を周遊している時の後方のオープンデッキ
後方のオープンデッキ

接岸する時に見える天川工法の護岸は必見!

軍艦島にある天川工法の護岸
天川工法の護岸

「天川(あまかわ)」

凝固剤のこと。天川を用いた護岸も軍艦島の世界遺産登録の対象になっています。天川は石灰と赤土を混ぜ合わせた凝固剤であり、凝固された石材を使用しつくられた護岸を「天川工法」と呼びます。

自然石と自然石の間を天川で固めて積み上げることにより、高さおよそ10m、幅は2mの護岸ができあがりました。

天川造りの護岸は一部は現在も残っており、軍艦島上陸クルーズではその姿を見ることができます。

軍艦島とは|軍艦島コンシェルジュ (gunkanjima-concierge.com)

軍艦島上陸

安全を守るための厳しい基準をクリアし、無事上陸。

唯一の船着き場であるドルフィン桟橋から出発です。

軍艦島の上陸時に渡るドルフィン桟橋
ドルフィン桟橋

ドルフィン桟橋周辺を歩く時は、「スマホなどを海に絶対落とさないように」と注意喚起がありヒヤヒヤ。

ぱたちゃん

海に何か落としても
取れないそうです。

軍艦島の上陸時に渡るドルフィン桟橋周辺
ドルフィン桟橋周辺

過去何人かスマホや帽子を落とした方がいるそうなのでお気を付けください。

軍艦島に上陸したら220mの見学通路を往復します。
合計3つの見学広場をまわり、都度ガイドの方が当時の写真を使いながら解説してくれました。

限られた時間しかないので、耳では解説を聞きつつ写真撮影を同時並行で行っていきます。

第1見学広場

第1見学広場では、貯炭ベルトコンベヤー跡や高台にあるアパート跡が見えます。

建物の中を覗くと当時の生活の想像が膨らみます。

軍艦島上陸時に撮影した朽ちた建物
朽ちた建物

無人島になってから約50年。
人がいなくなり、補修されないとびっくりするほど建物は朽ちてしまうんですね…。

第2見学広場

第2見学広場では特に赤レンガの建物が目を引きます。

軍艦島上陸後の見学時
第2見学広場

奥に見える白い塔は、閉山後に設置された備前端島灯台

第3見学広場

第3見学広場では、日本最古の鉄筋コンクリート造りのアパート「30号棟」を見ることができます。

軍艦島にある日本最古の鉄筋コンクリート造りの高層アパート「30号棟」
30号棟

「30号棟」は軍艦島の建物の中でも、特にいつ倒壊してもおかしくない状態だそうです。

軍艦島の歴史

軍艦島に少し興味が沸いた方に向けて、軍艦島の歴史を簡単にまとめました。

軍艦島の正式名称は端島(はしま)。
島の様子が軍艦・土佐に似ていたため「軍艦島」と呼ばれるようになったそう。

軍艦島の外観
軍艦島の外観
ぱたちゃん

確かに軍艦っぽい!

軍艦島は自然の岩礁を埋め立てた半人工島です。

石炭全盛期、24時間3交代でフル操業。
軍艦島の地下約1km以上の深さまで掘って採掘された良質な石炭は、主に八幡製鉄所で使われました。

1960年頃の約5300人が暮らしていた当時は世界一の人口密度だったそうです。
小中学校や病院に加え、映画館やパチンコホールなどの娯楽施設がありました。

主要エネルギーが石炭から石油に移行したことで衰退。
1974年に閉山し、無人島になりました。

帰路の注意点など

軍艦島見学後は早めに船に戻ります。

軍艦島上陸ツアーで船に戻る時
船に戻る時

スタンダードに関しては、往路で座っていた席順は一旦リセット。
船に戻った方から改めて席を確保します。

早めに戻ったため、同行者と隣同士でデッキ席の最後尾を確保できました。

ガンショーくんのかすてらあいす

帰路の船内でガンショーくんのかすてらあいす(有料)をいただきます。
現金払いで確か300円だったかと思います。

帰路のガイドの方による解説は、モニターに映される資料を基にしたものがメイン。

往路で見逃していた建造物を見つけるのも楽しい。

軍艦島コンシュルジュの軍艦島上陸ツアーの帰りに見たモアイ像
モアイ像

13:10頃、常盤桟橋に帰港しツアー終了です。

賑やかなグラバー坂や、グラバー園、大浦天主堂などの主要観光スポットは常盤桟橋から徒歩圏内ですよ。

グラバー坂
グラバー坂

おわりに

軍艦島コンシュルジュの上陸ツアーいかがでしたか?

軍艦島上陸ツアーでは、軍艦島だけでなく素敵な長崎市内の街並みもたくさん見ることができます。
長崎市内観光をひと通り終えた後で軍艦島上陸ツアーに参加すると、船の視点から長崎市内の観光スポットを再び楽しめますよ~!

かつて活気あふれた炭鉱都市は風雨にさらされ、日々朽ちていっています。
炭鉱の歴史や日本の産業発展の象徴として、その独特の風景をぜひ楽しんできてください。

\併せてご覧ください/

ぱたちゃん

素敵な長崎旅行に
なりますように!

最後まで読んでくださりありがとうございます。

  • 掲載の情報は2024年4月時点のものです。

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